生活保護でお金を借りたい
生活保護を受けている方でもお金に困って、どうしても今日必要という時があるでしょう。
そんな時、生活保護受給中の方は消費者金融でお金を借りることができるのでしょうか?
生活保護が借りれる金融
まずは端的に結論から言うと生活保護の方でも、消費者金融などからキャッシング自体は可能です。
ただし、下の説明をきちんと把握してください。
生活保護を打ち切られる可能性がある
法的に言えば生活保護の方が借金をしてはいけないという決まりはありません。
ですので、生活保護の方がお金を借りても法的に罰せられることは今のところはありません。
しかし、生活保護法60条には「支出の節約をして、生活の維持と向上を目指さなければいけない」という内容があります。
生活保護費は基本的に市区町村の役所の管轄となっていて、そこでは借金はしないよう指導をしているのが通常です。
その指導に逆らえば生活保護を打ち切られる可能性はゼロではありません。
知らないうちに不正受給者に!
黙ってればいいじゃないか、と思った方も少なくないでしょう。
もちろんそういった方も多くいるでしょう。しかしこれは、虚偽の報告をしてお金を受け取っていることになるので、不正受給者となってしまいます。
これくらいならという軽い気持ちが、場合によっては詐欺罪など刑法で罰せられる可能性まで出てきます。上では法的に問題ないと書きましたが、これが難しいところで、借りること自体が違法性がなくても、生活保護費を受給した時点で違法の可能性が出てくるということになります。
生活保護OKの金融屋には手を出すな
では、貸す側が公認していたらどうなのでしょう?
広告などに「生活保護の方、お金貸します」「生活保護でも審査に通します」などとあったら借りてもいいのではないか?
ここできちんと認識してほしいのですが、大手キャッシング会社、消費者金融では生活保護を受けているとわかれば通常審査には通りません。
つまり、こんなことを広告で堂々と描くこと自体がおかしいということになります。
すなわち、それは闇金など普通ではない金融業である可能性が極めて高いということになります。
ただでさえ苦しかった生活費が、月々の利息を含む返済金が加わったら、今までより生活が苦しくなるのは目に見えています。
これは闇金に関わらず、大手消費者金融でも同じことで、生活保護の状態で利息のかかるお金を借りれば生活は苦しくなります。まずは利息のかかるような借金をしないで済む方法を探しましょう。